自動車と環境について

レーシングドライバー  笠江友和

 

これは愛用者個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません


 周知のとおり、地球環境問題(特に地球温暖化)は限界にきつつあると思います。その中で、自動車が地球環境に与える影響が一番大きいことは皆さんもご存知だと思います。

私は技術の進歩によって、この危機的状況を乗り越えていくしかないと思っています。また、地球環境を守る為に、自分達にできることを一つ一つ確実に実行していくことも、とても大切なことだと思います。

それが、温暖化の進行を少しでも遅らせることに繋がり、その間に技術の進歩によって、この問題を乗り越えることが可能になると信じています。

しかしながら、今後環境技術が発展してきたとしても、それにすぐ切り替わるわけではありません。ハイブリッドカーにしろ、燃料電池自動車にしろ、普及していく為にはまだまだ時間が必要です。

その間に私達にできることは、エコドライブの推進であったり、しっかりと車のメンテナンスを行うなど、自分の車から排出される有害排気ガスを極力少なくすることだと思います。有害排気ガス排出の少ない新車に乗り換えるのもいいとは思いますが、一つ注意しなければならないのは、自動車の廃車時には計り知れない程の二酸化炭素が排出されるということです。そのことを考えると、自分が今乗っている自動車に出来る限り長く乗るということも、とても大切なことだと思います。

また、環境問題に取り組む上で大切なことは、自分のことばかりを考えるのではなく、相手のことをしっかりと考えることが大切だと思います。

その為には、生活の中である程度の心のゆとりを持つようにしたいですね。私もたまにありますが、急に割り込んできた車にイライラしたりして心のゆとりがないと、エコドライブもできません(笑)

モータースポーツも今後、『環境性能とスピードの両立』が不可欠だと思います。昨年のルマン24時間耐久レースでは、CO2の排出が少ないディーゼルエンジン搭載車が優勝しました。国内でも昨年の十勝24時間レースでは、ハイブリッドカーが優勝しております。

そうやって、モータースポーツでも環境技術が競われるようになり、その技術が市販車にもフィードバックされるようになることを願っています。

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笠江友和(かさえともかず)氏
プロフィールはこちら(公式サイト)

 

これは愛用者個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません

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